立花バンブー工場見学
こんにちは!先日、福岡県八女市にある「立花バンブー工場」を見学してきました。この工場は竹炭作りを通して森林資源を守っている素晴らしい場所です。八女市立花町は全国でも有数の竹の産地であり、立花バンブー株式会社は平成7年に創業し、平成27年には八女市の指定管理工場となりました。
工場では、夢竹炭や夢竹酢、竹チップなどの製品が製造されています。展示されている数多くの竹炭や竹酢製品に圧倒されました。竹炭には多くの小さな孔があり、分解吸着作用や浄化作用、微生物を定着させる作用、保水効果、通気性向上などの特性を持っています。これにより、ミネラル補給や燃料としての利用も可能です。
竹炭は脱臭や除湿に効果があるため、トイレ、靴箱、押入れ、冷蔵庫などに置いておくと良いでしょう。また、竹炭を使うことで美味しいお水が作れるため、炊飯時に入れたり、花瓶や水槽、お風呂に入れたりするのもおすすめです。さらに、竹炭を使った枕やベッドパッドもあり、寝汗を吸収し、夏は涼しく冬は暖かい上に、空気清浄や消臭効果もあるとのこと。お手入れも簡単で、良いこと尽くめです。
工場見学の際には、高品質な竹炭と竹酢液が同時に生産される様子を見学しました。以前はタケノコ農家さんが個々に竹を切り、それぞれが焼いていたものを、現在ではここに集めて竹炭などを作っています。運ばれてきた竹の重さを測る機械や広大な敷地に山積みになった竹に驚きましたが、これでも少ない時期で、多い時は何倍もの竹で地面が覆われるとのことです。
ここでは半年間天日乾燥させた孟宗竹をチップにし、800度の熱で炭化します。全長8.1m、投入口径1.5mの連続回転式炭化炉は、自動で温度管理されており、800℃と1,000℃の2段階燃焼方式で排ガスがクリーンです。焼かれた炭は水をかけられ、階段状のベルトコンベアで上方へ移動し、3段階の大きさに分類されます。
一番大きい3号の炭は住宅の床下に敷き詰めると良いそうで、八女市物産館「ときめき」にも施されています。化学変化しないため、効果は半永久的です。
立花バンブー工場の見学はとても興味深く、竹炭の持つ多くの可能性に感動しました。皆さんもぜひ訪れてみてください。
投稿日:2023年11月27日